― 深煎りコーヒーに合う一冊 ―
『アルテミスの涙』
TASTE / 本の味わい
- 重厚で濃密なサスペンス
- 人間の尊厳と倫理を問う深いコク
- まばたきに隠された緻密な伏線
RECOMMEND / こんな時におすすめ
- ページをめくる手が止まらない、一気読み必至の医療ミステリーを探している方
- 正論や倫理の境界線について、じっくりと深く考えさせられる社会派小説が読みたい時
- 夜の静かな時間に、誰にも邪魔されず物語の世界へどっぷりと没頭したい方
「閉じ込め症候群」で意識はあるものの、喋ることも身動きもできない女性患者が病院内で妊娠する――という衝撃的な事件から物語は始まります。言葉を失った彼女の「まばたき」を手がかりに、産婦人科医の真理亜が真相を追いますが、その先には単なる犯人探しに留まらない、命の尊厳を揺るがす過酷な真実が待ち受けています。どっしりとした苦味と深いコクのある深煎りコーヒーを片手に、張り巡らされた伏線が鮮やかに回収される驚愕のラストをぜひ見届けてください。